低酸素飼育による脳組織病態と血管新生をPET、オートラジオグラフィ、免疫染色にて検討した。B6マウスを酸素濃度8~9%の低酸素チェンバーで4、7、10、14日間飼育した。PETではTSPOの発現を[C11]PK11195(PK)で、αVβ3インテグリン発現を [Cu64]RAFT-RDG(RDG)で評価した。その結果、PK-PETでは4日目でTSPOの発現が最大になった。免疫染色でもこのことを確認した。RDG-PETは脳へ移行が低く評価は困難であった。RDGのオートラジオグラフィでのみ14日目に組織内に放射能が見られた。免疫染色ではインテグリンの発現のピーク時期を推定出来なかった。
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