研究課題
挑戦的萌芽研究
膵臓がんは依然として、難治がんの代表格である。膵臓がん組織(26例)におけるメタボローム解析を、キャピラリー電気泳動―質量分析装置を用いて行った。がん組織において、グルコース濃度は有意に減少し、乳酸濃度の有意な上昇を認め、グルコースが解糖系により乳酸の産生を来したと考えられた(Warburg効果)。さらに、がん組織において多くのアミノ酸濃度の上昇を認めた。一方で、TCA回路による酸化的リン酸化に関与する代謝物質の減少を認めた。これらの知見をもとに、新規の血液バイオマーカーや画像診断装置の開発に応用する予定である。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件)
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