研究課題
挑戦的萌芽研究
最近の解析技術の進歩により、腫瘍内の特定の微小細胞集団ががん患者の予後を規定することが明らかとなった。今後は細胞レベルの個別性を評価してその中でも特に悪性度が高い細胞集団を標的とした真の癌個別治療の開発が必要である。本研究ではウイルス治療と従来のドラッグデリバリーシステム(DDS)を融合した新規人工ウイルスを診断、治療選択に用いて、細胞レベルの個別診断の画像化とそれに基づく真の癌個別治療を実現することを目的とした。標的細胞・分子の同定/機能解析;膵癌と大腸癌に関して、基盤となる解析は終了し、胃癌、食道癌などの分子標的マーカーの絞り込みのため発現解析をおこなった。人工ウイルス改変 MRI造影剤の作成に関して人工ウイルスの基盤技術は確立し、特定の細胞集団を選択的に検出するMRI 造影剤を作成し、その機能解析をおこなった。その結果、新規の標的分子候補の同定と肝細胞特異的造影剤の作成に成功した。
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