研究課題
挑戦的萌芽研究
適切な個別化医療の実践のためには、分子標的薬の効果を予測し、患者の選別を行う必要がある。薬効は、標的分子が関与する増殖シグナルの活性化状態に依存するが、その活性化の指標として、細胞内タンパク質リン酸化が重要である。本研究では、網羅的なタンパク質リン酸化定量法の確立およびその手法を用いた大腸癌分子標的薬の薬効予測バイオマーカーの同定を目的とした。従来のリン酸化プロテオミクス法に改良を加えた結果、世界最高レベルのリン酸化ペプチドの同定に成功した。また、抗EGFR抗体薬に対する感受性にEGFRシグナルパスウェイの下流に存在するPDPK1キナーゼの活性化が関与することが示唆された。
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Mol Cell Proteomics
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http://www.nibio.go.jp/proteome/index.html