研究課題
挑戦的萌芽研究
肺移植後の急性拒絶反応は致死的である。これを未然に防ぐためには、肺移植後にドナー肺を経時的にモニタリングし、早急に急性拒絶反応を察知することが重要である。われわれは動物肺移植モデルを用いて肺胞上皮機能のモニタリングおよび肺胞上皮機能評価をおこなった。肺胞上皮の機能評価は、肺胞上皮が保持する電解質(ナトリウム)の輸送能および水分輸送能を観察した。その結果非拒絶反応モデルでは、移植後数日間は肺胞上皮機能が維持されたが、急性拒絶反応モデルでは、急性拒絶反応が顕在化する数日前に肺胞上皮機能が低下した。肺胞上皮機能をモニタリングすることで、早期に急性拒絶反応を予測し、治療することが可能となる。
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