研究課題
レトロウイルスフリーの新しいRNA法によるビーグル犬iPS細胞の樹立を目指して、研究を行った。しかしながら、素材となる細胞をいろいろ変えても本法においては初期化効率が悪く、本研究期間内にビーグル犬iPS細胞を樹立するには至らなかった。一方、脂肪細胞由来の前駆細胞/幹細胞(ADSC)を用いた系においては、気管においた足場(scaffold)に十分な力学的強度を有する自己組織が誘導されることが判明した。気道の自己組織化、上皮化にADSCが有効に働くという新しい所見は、大型動物(ビーグル犬)の移植実験において確認されたものであり、これはこれまで問題となっていた再建気管の狭窄や上皮化の遅れを克服する新しい突破口となる可能性を示唆するものとして重要であると考えられた。
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