研究課題/領域番号 |
24659636
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
武田 雄二 佐賀大学, 医学部, 助教 (20530182)
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研究分担者 |
青木 茂久 佐賀大学, 医学部, 准教授 (10448441)
桜木 徹 佐賀大学, 医学部, 講師 (20315188)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 自然気胸 / ブレブ / ウィルス |
研究概要 |
研究の目的は、自然気胸の原因であるブレブ発生の病態の解明であり、24年度は10例の手術によるサンプリングが施行された。ほぼ全例において胸腔鏡手術下にブレブがはっきりと認められ、確実なサンプリングが可能になったと思われる。これらの症例は術後気胸の再発はないが、今回の研究の目的である、病態解明が、最終目的である”若年者の自然気胸を抗ウィルス剤で治癒に導く”ということにつながるべく、サンプリングを続ける予定である。24年度の計画の中心は手術によるサンプリングであったが、ややサンプリングの進み具合が遅れている。また、サンプル後の検体の処理の方法を現在検討中であるが、いまだ具体的な方法は確立していない。RNAウィルスおよびDNAウィルスを網羅的に検討する方法として、東京医科歯科大学ウィルス学の清水准教授に連絡を取ったが、我々の研究の主旨を理解していただいたため、交流を深め、研究にご協力いただけないか打診してみる予定である。このように他大学のウィールス学教室などに交流を求め、検討する予定である。状況によっては我々の試薬とサンプルを直接持参し、他大学での検討方法を教えて頂くことも念頭に置いている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
手術数が予定より少なく、ブレブを含む肺のサンプリングが予定より遅れていると考える。 それ故に、いまだ網羅的なウィルスの検討方法が具体的に決定できていない。
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今後の研究の推進方策 |
サンプル後の検体の処理の方法を現在検討中であるが、いまだ具体的な方法は確立していない。RNAウィルスおよびDNAウィルスを網羅的に検討する方法として、東京医科歯科大学ウィルス学の清水准教授に連絡を取ったが、我々の研究の主旨を理解していただいたため、交流を深め、研究にご協力いただけないか打診してみる予定である。このように他大学のウィールス学教室などに交流を求め、検討する予定である。状況によっては我々の試薬とサンプルを直接持参し、他大学での検討方法を教えて頂くことも念頭に置いている。
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次年度の研究費の使用計画 |
手術材料の購入、サンプル保存液や試薬の購入、また他大学の研究室訪問の際の旅費。網羅的探索方法が確立すれば、その発表のための学会旅費、の予定。
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