Col2-GFP-ATDC5システムによる2500種類の低分子化合物スクリーニングの結果、軟骨分化促進化合物としてTD-198946(TD)を同定した。OA治療候補薬として、TD-198946の効果を見る為に、マウスOAモデル(予防モデルもしくは治療モデル)の膝関節腔内に注射を行ったところ、膝関節軟骨組織の修復と破壊抑制に効果があることが示唆された。TDのターゲット分子を探索するためにDNAマイクロアレイと直接の標的分子を探索するためにLC-MSMS解析を行い、in vitroでの作用メカニズムの解析を行った。TD-198946はRunx1の発現を上昇させ、軟骨分化を促進させることがわかった。
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