研究課題
挑戦的萌芽研究
変形性関節症(OA)の病態において脱分化した軟骨細胞が再分化する際の再プログラミングとmicroRNA (miRNA)の関連、その機能と治療に結びつく可能性を検討した。ヒト関節軟骨においてmiR-125bはADAMTS-4を制御する。またヒト関節軟骨細胞表面に発現するCD54/CD44は脱分化状態を表す指標と成り得る。脱分化したOA軟骨細胞は軟骨分化誘導培地でのペレット培養で再分化可能であり、骨髄由来の間葉系幹細胞(MSC)と同等の多分化能を認める。軟骨細胞に発現するmiRNAは脱分化により低下、再分化で高くなった。ラット OAモデルでVerapamilの関節内投与がOA進行を抑制した。
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