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2013 年度 実績報告書

膝前十字靭帯再建術における骨-腱間結合早期治癒に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24659676
研究機関神戸大学

研究代表者

黒坂 昌弘  神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70170115)

研究分担者 松本 知之  神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (50546588)
松下 雄彦  神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (40467650)
久保 晴司  神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (30452494)
黒田 良祐  神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80379362)
キーワード前十字靭帯 / Statin / 再生医療
研究概要

本研究は、「Statinを移植腱に局所徐放して骨新生と血管新生を促し、ACL再建術における早期に靭帯の再構築・骨-腱間結合治癒を実現すること」を目的としていた。
当初の予定通り、平成24年度には「in vitroでのsinvastatin至適濃度決定」「In vivo での膝前十字靭帯再建術」を行い、平成25年度には「組織学的・力学的評価ならびにCTによる骨孔評価」を行った。まず日本白色家兎の骨芽細胞・靭帯細胞・骨髄細胞を分離し、sinvastatin 0, 0.1, 1, 10, 100umol/l各濃度下におけるproliferation assayおよびmigration assayを行い、至適濃度決定を決定した。次に日本白色家兎を用いて膝前十字靭再建術を行い、手術後、骨-移植腱の固着状態を組織学的・力学的評価ならびにCTによる骨孔評価を行った。H&E染色およびMovat Pentachrome染色にて骨-移植腱間の内軟骨性骨化がStatin群で有意に早期にみられ、力学的評価としての引っ張り試験でもStatin群において有意に強い強度が確認され、micro CTにて評価においてもStatin群で骨孔の縮小が確認された。骨-移植腱間における骨新生・血管新生の亢進も確認され、VEGF block testにより血管新生が大きく関与していることが明らかとなった。この結果はTissue Engineeringに掲載された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Local administration of low dose simvastatin-conjugated gelatin hydrogel for tendon-bone healing in anterior cruciate ligament reconstruction2013

    • 著者名/発表者名
      Oka S, Matsumoto T, Matsushita T, Kubo S, Sasaki H, Nishizawa Y, Matsuzaki T, Tabata Y, Kurosaka M, Kuroda R
    • 雑誌名

      Tissue Engineering Part A

      巻: 19(9-10) ページ: 1233, 1243

    • DOI

      10.1089/ten.TEA.2012.0325.

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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