研究概要 |
電気生理学的・形態学的手法を用いた細胞間連絡の確認法:培養下垂体細胞塊を1mmx2mmの開窓部を持ったシルガードシリコンプレート(Dow Corning Co.,Midland, MI, USA)に固定して組織の部分を底面としてこれを0.5mlのレコード用チャンバーの底部にセットする、このチャンバーは還流液(Na+:137.4, K+:5.9, Ca2+:2.5, Mg2+:1.2, HCO3-:15.5, H2PO4-:1.2, Cl-:134, Glucose:11.5 (mM); aerated with 95%O2 and 5%CO2; Ph:7.2-7.3)を還流する。チャンバーは倒立型顕微鏡(Nikon IX-70, Tokyo, Japan)にセットされる。電気生理学的検査には2本のガラス電極を用いる。2本のガラス電極を組織塊に試入しこれを電極に接続した入力インピーダンスアンプ(Axoclamp-2B, Axon Instruments, Inc., Foster City, California, USA)にて計測しカソードレイオシロスコープ(SS-7602, Iwatsu, Osaka, Japan)にて表示、同時に計測値はパーソナルコンピューター(ME/358, Fujitsu, Japan)に保存して解析ソフトにて分析する。また、これと同じチャンバーを用いて、Fura2を用いた、Ca発光を掲示的に計測、分析する。以上に加えて、透過型電子顕微鏡を用いて、形態学的な観測を加えた(和田、佐久間、若林担当)。これらを基にした、研究を2報発表した。 ①Endocrinology. 2013 154(1):400-9. ②Microsc Res Tech. 2012 75(12):1632-8.
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