研究課題
挑戦的萌芽研究
骨粗鬆症に関わる骨代謝異常の背景には、骨組織を流れる血流の不均衡が存在すると推測されるが、骨組織の微小血管の収縮制御機構は明らかでない。本研究課題では、骨組織の微小循環のモデルとして、モルモット脛骨骨膜の生理機能について検討した。脛骨骨膜細動脈には律動的自発収縮が認められ、ノルアドレナリン作動性の血管収縮神経支配とサブスタンスP陽性神経によるNOを介した抑制神経の支配を受けていた。また、加齢により交感神経性収縮の減弱、内皮細胞依存性のNO放出の増強が示唆された。
平滑筋