研究課題/領域番号 |
24659683
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
新井 祐志 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50347449)
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研究分担者 |
岸田 綱郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00370205)
久保 俊一 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20178031)
寺内 竜 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20575154)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | ミオスタチン / 筋芽細胞 / siRNA / 筋力訓練 / 変形性関節症 |
研究概要 |
ミオスタチンに対するsiRNA(siMstn)を3種類作成しそれらの比較検討を行った。 SDラットの筋芽細胞をダルベッコ改変イーグル培地で培養した。Control群、非特異的siRNA(siNeg)群、siMstn-A群、siMstn-B群、siMstn-C群の5群を作製した。(各群:n=3) 各群にsiRNAを導入し、24時間後にRNAを回収した。real time RT-PCR法で遺伝子発現を解析した。Mstn遺伝子発現は、Control群と比較してそれぞれ、siMstn-A群が約8%、siMstn-B群が約25%、siMstn-C群が約14%であり、すべての配列で有意に抑制された。また、siNeg群は約89%であった。 以上から、siMstn-Aの配列が最も抑制効率に優れており、以後の実験ではこの配列を使用する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ラットに対する有効なsiMstnの配列、導入条件について明らかとした。この結果を踏まえて、細胞サイズや増殖速度の検討、および今後の動物実験における布石となる。
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今後の研究の推進方策 |
筋芽細胞を用いた実験を継続する。Mstn遺伝子発現抑制が筋芽細胞の分化や増殖に与える影響を検討する予定である。また、in vivoでの効果を検討するために動物実験を行い筋力や組織学的な解析を予定している。
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次年度の研究費の使用計画 |
細胞の購入、遺伝子抑制剤、遺伝子導入試薬、分化や増殖の解析に対して用いるフローサイトメトリーの試薬、動物購入、組織学的解析などに主に使用する予定である。
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