研究課題/領域番号 |
24659694
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
川真田 樹人 信州大学, 医学部, 教授 (90315523)
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研究分担者 |
石田 高志 信州大学, 医学部附属病院, 医員 (60531952)
石田 公美子 (松尾 公美子) 信州大学, 医学部附属病院, 助教(診療) (80467191)
峰村 仁志 信州大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (40635877)
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キーワード | 局所麻酔薬 / 発達脳 / 神経毒性 / 痙攣 / 脳内濃度 |
研究概要 |
Sprague-Drawley雄性ラットの幼若ラット(P7-P21)と成熟ラット(8週齢)に対し、ハロタン麻酔下に脳波測定用電極を脳内に留置し、外頚静脈にPE10カテーテルを挿入留置した。24時間後、外頚静脈からマイクロシリンジポンプを用いてリドカインの持続投与を行い、脳波上、痙攣波が生じ、痙攣を可視できた時点、および呼吸停止のそれぞれでラットの心腔穿刺と髄液採取を行った。P7幼若ラットでは痙攣波の生じた際の動脈血中濃度、および髄液濃度がP14-21の幼若ラットと成熟ラットより有意に高かった。また呼吸停止時点における動脈血中濃度、および髄液濃度がP14-21の幼若ラットと成熟ラットより有意に高かった。 以上より、幼若ラットはリドカインによる感受性が低く、中枢性の急性中毒が発生しにくいことが示唆された。
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