研究課題
挑戦的萌芽研究
腎細胞癌(RCC)は経年的に増加傾向を示している。抗VEGF療法が奏功するが殆どの症例で耐性が獲得されるため新規治療薬の開発が急務である。RCCは70%の症例でVHL遺伝子変異を認めるが、我々はpVHLで制御される分子としてclusterinを同定した。同分子はVHL遺伝子欠失に伴い発現が現弱することより腫瘍抑制機能を有していることが想定される。そこで、clusterinのPromoter 領域のクローニングを行い、同分子の発現機構の解明、及び、RCCの新規治療標的の同定を試み、MAP2K1が同定され、RCCに対して有望な治療標的遺伝子となり得ることが明らかとなった。
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http://www.dsk.med.kyoto-u.ac.jp/