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2013 年度 実績報告書

雄性減数分裂期のXYボディ形成におけるY染色体の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 24659715
研究機関徳島大学

研究代表者

盛 真友  徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 特任助教 (90466772)

キーワードスプライシング / Y染色体
研究概要

哺乳類の減数分裂時にはXYボディと呼ばれる特化したクロマチン構造体を形成する。また減数分裂において常染色体では減数分裂開始に二重鎖切断の機能をもつSpo11遺伝子が鍵分子として知られている。しかしながらSpo11遺伝子のスプライシング調節機構は未解明である。本研究ではRNAスプライシングを介した減数分裂制御機構の解明に向けて、Rbmy遺伝子を標的とした生殖細胞特異的shRNA発現型ノックダウンマウスの作出と表現型解析および、雄性特異的、生殖細胞特異的スプライシング機構の解析を目的としている。
最終年度の成果:1)マウスSpo11遺伝子のスプライシング機構を解析するために、人工遺伝子発現ベクターとしてmini-gene vectorの作成を完了した。このvectorを用いてRbmyの選択的スプライシング効果を検討した結果、Spo11遺伝子のエクソンスキッピングへの関与が示唆された。2)前年度までにpol III誘導型のノックダウンベクターを構築し、さらに組織特異的なノックダウンを制御するためにpol IIで誘導されるRbmyノックダウンベクターの構築を試みた。その結果、マウス生殖細胞株において30%程度のノックダウン効率のベクターを確認した。
期間全体の成果:1)Rbmyタンパク質に結合するmRNA前駆体を精製し、一部を同定した。2)Spo11のスプライシング機構についてRbmyの効果が示唆された。3)Rbmyノックダウンマウス作出のためのベクターを一部作成した。
今後の展開:Rbmy結合mRNA群の全体像を解明する必要があり、またSpo11遺伝子に関して詳細なスプライシング機構の解析が必要である。さらにRbmyノックダウンマウスの継続的な作出が必須であると考える。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Y染色体遺伝子CDYのアンドロゲンシグナルを介した雄性特異的エピゲノム制御2013

    • 著者名/発表者名
      盛真友
    • 学会等名
      第32回 日本アンドロロジー学会
    • 発表場所
      大阪国際会議場(大阪府)
    • 年月日
      20130726-20130727

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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