研究成果の概要 |
小児脳性麻痺児を対象とした自己臍帯血幹細胞輸血治療の治療メカニズムの解明を目的として、臍帯血中の幹細胞集団の同定とその出現率を解析し、治療効果の高い細胞集団の特定を行った。結果、臍帯血には未分化マーカー(Oct3/4, Nanog, Sox2, Tra-1-60, SSEA4など)を発現する特有の幹細胞が存在することが明らかとなった。また、未分化性維持培養を行うことで、未分化マーカー遺伝子の発現上昇を促し、造血幹細胞のみならず、臍帯血特有の幹細胞数を増加させることが可能となった。
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