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2012 年度 実施状況報告書

栄養膜におけるクロマチン転写制御機構に着目した胎盤絨毛形成・妊娠維持機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 24659738
研究種目

挑戦的萌芽研究

研究機関日本医科大学

研究代表者

石川 源  日本医科大学, 医学部, 講師 (20287767)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード産科学 / 胎盤 / トロホブラスト / クロマチン制御
研究概要

本研究初年度は,絨毛癌細胞株BeWoの培養環境構築に時間を要した.
これまで実験を行っていた日本医科大学付属病院産婦人科実験設備から,新規に日本医科大学多摩永山病院共同研究室に実験環境を整備した.同研究室に設置されていた培養装置,クリーンベンチを再稼働させ,実験環境の整備を行った.
培養環境を安定したものとして確立した後,BeWoに対してフォルスコリン添加によって細胞融合を惹起し,融合細胞の観察を目的として蛍光免疫染色を行った.同年度終盤に,抗ヒストン抗体を購入・入手し,核の蛍光免疫染色を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

「研究実績の概要」の項で記したように,培養環境の整備に時間を要したため初年度の研究は,当初の予定より遅延した.環境整備の遅延状況に応じ,形態観察に供する標識抗体等の購入・入手も遅延したため,帝王切開娩出胎盤検体から切り出した終末絨毛を固定して,絨毛に対して抗RNAポリメラーゼ抗体,抗ヒストン抗体などを用いた蛍光免疫染色し形態観察を行う計画も遅延した.

今後の研究の推進方策

培養系における実験環境が初年度に確立されたため,今後は,実験計画に沿って培養細胞に対し細胞融合を促し,蛍光免疫染色を行って,詳細な観察を行っていく.とくにメチル化阻害剤添加環境下融合BeWo細胞と,対照(メチル化阻害剤無添加環境下)の融合BeWo細胞との間で比較を行うことになる.メチル化阻害剤(5-Aza-2'-deoxycytidine)の添加条件の確立が,次年度研究計画遂行にかかわるポイントの一つになると思われる.
帝王切開娩出胎盤検体から切り出した終末絨毛を固定し,蛍光免疫染色・形態観察する計画については,今後,初年度に遂行すべき実験を遂行する必要があるが,十分な数の検体が見込まれることから,次年度で十分に挽回可能と考えている.

次年度の研究費の使用計画

該当なし

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公開日: 2014-07-24  

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