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2013 年度 実施状況報告書

磁気式モーションキャプシステムによる新しい姿勢動態解析への挑戦

研究課題

研究課題/領域番号 24659745
研究機関秋田大学

研究代表者

石川 和夫  秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40151336)

研究分担者 近江 永豪  秋田大学, 医学部, 講師 (50375242)
水戸部 一孝  秋田大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60282159)
板坂 芳明  秋田大学, 医学部, 助教 (80223072)
キーワード生体機能利用 / 神経科学 / 脳・神経 / 神経耳科学 / リハビリテーション / 脳神経疾患
研究概要

本学電気電子工学科電気エネルギー学講座と共同研究を進め、磁気モーションキャプチャーを用いた歩行検査について、現在健常者(若年グループ、9人;高齢グループ3人)を対象に歩行および重心動揺検査を施行した。認知機能障害を除外するため、MMSE(Mini-Mental State Examination)を用いて検査前に認知機能を調査している。現時点におけるデータから、歩行時の身体各部の軌跡、首に対する頭部の軌跡、腰に対する頸部の軌跡、腰に対する膝の動きの軌跡に関して検討した。
その結果、若年者と高齢者で比較して,高齢者は,両脚つま先立ち・開眼条件の頭部,両脚つま先立ち閉眼条件の頭部,右肩,左肩,腰部の動揺軌跡の矩形面積が大きいことを明らかになった(t検定,p<0.05)。両脚つま先立ちでの腰部の矩形面積のロンベルグ率は若年者より高齢者が高くなった.また閉眼条件での比較では両脚で起立したときとつま先わかった。歩行検査では,両グループの閉眼条件では障害物の有無により移動距離に有意差が生じることがわかった。障害物の有るときには移動距離が短くなっているとの結果であった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

被験者、特に急性期の平衡機能障害被験者の招集がなかなかうまく行かず進行に滞っている。そのために、より研究がスムーズに推進できるように県内各関連病院の協力を要請し、該当患者の当施設への紹介を促している。一方、正常の被験者の測定は順調に進めている。

今後の研究の推進方策

現在被験者を徐々に招集し各群での傾向について、データの収集解析中である。立位における重心動揺検査との比較も行っている。今後、より一層平衡機能障害患者を増やし、解析および検討する予定である。次年度は、実験データに基づいて、解析のうえ、資料・論文調査、成果発表と論文作成まで進める予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 磁気式モーションキャップチャーシステムを用いた姿勢制御評価の試み2013

    • 著者名/発表者名
      工藤香児,三戸部一孝,本田耕平,石川和夫
    • 雑誌名

      日本耳鼻咽喉科学会会報

      巻: 116 ページ: 1106-1113

    • 査読あり

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公開日: 2015-05-28  

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