今後の研究の推進方策 |
障害された網膜にはグリア細胞が突起を伸ばし、あるいは遊走していることが確認できた。これを網膜の再生につながる研究の足がかりとして、今後Pax6やnestinの発現を二重染色することで、障害部位の網膜でのグリア細胞による再生が行われている可能性を確認して行く。さらに同部位でNCMA neural cell adhesion molecule、受容型チロシンキナーゼErbB4とそのリガンドであるneuregulin、ニューロン反発性因子Slitと受容体蛋白Robo, 神経栄養因子GDNF(glial cell line-derived neurotrophic factor)、IL-1(interleukin 1), IL-6、TNF-α (tumor necrosis factor-alpha),NGF (nerve growth factor)、などが発現しているかどうかを検討していく.
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