研究課題
挑戦的萌芽研究
網膜色素変性のモデル動物であるrd10マウスにおいて、視細胞がアポトーシスを生じる前に炎症性サイトカインやケモカインの発現が網膜で上昇しており、視細胞死が生じている時期に活性化したマイクログリアが網膜内(特に外顆粒層)認められた。また、これらの炎症反応は抗酸化剤であるN-アセチルシステインによって抑制された。以上の結果より、網膜内の慢性的に持続する炎症反応により視細胞のアポトーシスが誘導されており、抗酸化剤を用いた眼内炎症反応に対する介入が網膜色素変性患者への治療法となる可能性が示された。
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Ophthalmology
巻: 120 ページ: 5-12