研究課題
1.ヒト臍帯由来間葉系幹細胞を用いた細胞シートの作成タカラバイオ社のヒト臍帯マトリックス由来間葉系幹細胞:Human Mesenchymal Stem Cells from Umbilical Cord Matrix (hMSC-UC)を用いて、細胞シートの作成を行った。35mm培養皿にP2継代培養細胞を1x105 cells/cm2濃度で培養を開始。培養開始3日目にconfluentとなったことを確認。シートの厚みが増した培養5日目に回収した。約1cm径のシートとして作成出来た。2.hMSC-UCとラット胎児肺との共培養hMSC-UCをメッシュ膜状に培養しconfluentにした。この上に、妊娠13.5日目の正常ラット胎児肺をのせて共培養した。48時間の無血清培養後に、terminal lung badの増加率と肺成長因子の発現をRT-qPCRで検討した。hMSC-UCと共培養した胎児肺は、しないものに比しterminal lung badの増加率が優位に高く、VEGF、BMP-4、TTF-1の発現が優位に高かった。これは、hMSC-UCが胎児肺を刺激することで、胎児肺からの成長因子発現が促されたことを示した。
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