研究課題
挑戦的萌芽研究
羊胎仔を用い尿路閉塞を作成し解除すると膀胱壁は肥厚し出生後の排尿障害を起こす。臨床では後部尿道弁に相当し、出生後の排尿障害が問題となる。ボツリヌス毒素は筋収縮を抑制し過活動性膀胱などに応用されている。今回尿路閉塞モデルの膀胱にボツリヌス毒素を注入し、満期に膀胱容量、病理学的所見を調査した。羊胎仔の6匹にボツリヌス毒素を注射し生存率は2匹であった。一例で膀胱容量はcontrolの6.8mlと比べ25mlと確保でき、病理検査で正常膀胱に類似していた。ボツリヌス毒素の可能性を示唆する所見であった。しかし生存率は低かった。今後容量を低く設定し生存率を上げ、ボツリヌスが膀胱に及ぼす影響を明らかにする。
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小児外科
巻: 45巻 ページ: 105-112
Pediatr Surg Int
巻: 29 ページ: 381-386