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2013 年度 実績報告書

リンパ浮腫の外科治療に新展開!~血管柄付リンパ節移植による生体修飾メカニズム探求

研究課題

研究課題/領域番号 24659775
研究機関北海道大学

研究代表者

齋藤 典子  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員研究員 (80374487)

研究分担者 山本 有平  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70271674)
古川 洋志  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00399924)
小山 明彦  北海道大学, 大学病院, 講師 (70374486)
舟山 恵美  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10533630)
齋藤 亮  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員研究員 (70507574)
キーワードリンパ浮腫 / リンパ節移植 / 蛍光イメージング
研究概要

がん治療後、四肢に発生する二次性リンパ浮腫に対して「血管柄付きリンパ節移植術」による改善症例が近年報告されるようになった。しかしながら移植組織の及ぼす生態メカニズム解明を目的とした基礎研究は極めて少ない。本研究は当科にて確立したマウスにおける後肢リンパ浮腫モデルを用いて組織移植を行い、リンパ節周囲組織の組織学的変化、ならびに四肢シンパ流の改変を捉えることを目的としている。
昨年度は無治療群コントロールとしてのリンパ浮腫モデルの評価を行った。また腹直筋弁と腋窩リンパ節移植のモデルをそれぞれ作成し、評価したが筋弁群は手技が煩雑となり評価が難しくなった。また浮腫の程度の定量化を行う為にラット・マウス足浮腫測定器を購入し、経時的な足の体積の測定が可能となった。
本年度はコントロール群とリンパ節移植群をそれぞれ作成し、足の体積の変化とインドシアニングリーンを用いた蛍光イメージングによる評価を行った。その結果、リンパ節移植群で有意に浮腫の程度が軽度となった。またイメージングでリンパ節移植群におけるリンパ流側副路の発達と、移植リンパ節の生着の所見が得られた。リンパ節を移植することで浮腫の改善効果が得られることと、そのメカニズムが示唆される結果が得られ、臨床における外科的治療の推進に繋がるものと考えられる。このデータを元に今後論文を作成予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] リンパ浮腫を改善する術式の検討~マウス後肢モデルを用いて2014

    • 著者名/発表者名
      塩谷隆太
    • 学会等名
      第87回北海道・東北形成外科学会北海道地方会
    • 発表場所
      北海道大学(北海道)
    • 年月日
      20140208-20140208
  • [学会発表] リンパ浮腫の外科治療に関する基礎的研究2013

    • 著者名/発表者名
      塩谷隆太
    • 学会等名
      第27回北大形成外科アカデミー
    • 発表場所
      京王プラザホテル(札幌市)
    • 年月日
      20131214-20131214

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公開日: 2015-05-28  

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