研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では高効率な弾性軟骨創出法の開発を目指し、まず軟骨の生理分化プロセスに必要な細胞間相互作用の解明を試みた。発生初期の耳介軟骨を独自のライブ観察系に導入しin vivoにおいて追尾定点観察を行ったところ、一過的に血液灌流が生じ血管内皮細胞が侵入することを見出した。次に、近年我々が同定したヒト軟骨前駆細胞を用いて、血管内皮細胞との共培養を行った所、in vitroで自律的に三次元組織を構築した。この三次元組織は、生体内への移植により、従来法と比べ高効率に弾性軟骨を再構築した。本技術によれば成長因子や足場材料が不要であり、安全性やコスト面で極めて有益な弾性軟骨再構築技術になるものと期待される。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件) 産業財産権 (2件) (うち外国 1件)
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http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~saisei/