研究課題/領域番号 |
24659790
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
権太 浩一 帝京大学, 医学部, 准教授 (50254925)
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研究分担者 |
山岡 尚世 帝京大学, 医学部, 講師 (10444085)
平林 慎一 帝京大学, 医学部, 教授 (60173259)
淺野 裕子 帝京大学, 医学部, 講師 (60626290)
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キーワード | 再生医学 / 臓器再生 |
研究概要 |
軟骨再生について:マウス鼠径部脂肪組織内血管網の中に,軟骨細胞シートを移植することにより数mmの厚みで軟骨再生が起こる現象を,再現性をもって確認した。再生された軟骨組織に対して,各種染色による組織学的検索を行ない,またvolumetricな解析を行ない,軟骨再生の効率を検討した。 肝再生について:やはり,これまでに確立したプロトコールに従って,マウス鼠径部脂肪組織内血管網の中に肝組織が再生される現象が,再現性をもって起こることを確認した。 以上,これまでに得られた結果を整理し,論文投稿のための準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究の出発点となった仮説「既存の血管網を利用して厚みのある臓器を再生できる」を概ね証明できたため。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの実験データを整理し,海外学術誌に投稿し,本研究の基本概念の先着性を確立する。
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次年度の研究費の使用計画 |
実験のための必要物品の多くは,応募者研究室にすでに配備あるいは購入済みのものを利用することができたため。 論文投稿前または後の追加実験費用と,国内および海外学会への研究成果発表のための旅費に使用する。
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