研究課題/領域番号 |
24659805
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
前山 義博 兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (80614031)
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研究分担者 |
菊池 正二郎 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (70381960)
石川 岳彦 北海道大学, 大学病院, 講師 (70280849)
岡村 春樹 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (60111043)
久保 秀司 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (10441320)
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キーワード | γδT細胞 / 侵襲 |
研究概要 |
手術・外傷時など、高度侵襲時の患者に発生することがある腸管機能不全に対して、自然免疫細胞解析(新しく発見されたアクセサリー細胞を中心に)、消化管細胞の機能解析を行うことで、新規治療法を開発を目指して研究を行った。 本年度は、ヒト検体の解析を行った。成人男性健常人をコントロールとして、悪性腫瘍手術前患者において、自然免疫細胞γδT細胞のアクセサリー細胞であるCD56brightCD11c+細胞、γδT細胞の細胞数、及び培養時の両細胞の増殖能についてフローサイトメトリー法で解析した。コントロールでは、リンパ球全体に対してCD56brightCD11c+細胞の割合は極めて少なく、IL-18,ゾレドロネートの存在下で非存在下と比較して有意に増殖割合が増えた。手術前患者では、コントロールと有意差を認めない症例が多かったが、血液採取時よりCD56brightCD11c+細胞数が多い患者も複数含まれ、悪性腫瘍存在下で増えている可能性が示唆された。また、IL-18、ゾレドロネートでの刺激に対して、反応が乏しい症例もあり、すでに増殖刺激が加わっている可能性も示唆された。今後は、同一患者の術後検体との比較、腸管切除を伴う患者検体の解析を行っていく計画である。 また、顕微鏡下で同一細胞を追跡をにより、アクセサリー細胞が及ぼすγδT細胞の機能変化(亢進、抑制など)を解析することを目指し、画像解析ソフトを開発中である。
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