研究課題
挑戦的萌芽研究
植物レクチンであるコンカナバリンAを投与すると、マウスは劇症肝炎を起こす。このマウス劇症肝炎がどのような仕組みで起こるのかを調べた。その結果、コンカナバリンAがリンパ球を活性化して、炎症を起こすたんぱく質を産生させ、このたんぱく質が肝臓の血管に微小血栓を多数生成して、血流を途絶えさせ、その結果、大量の肝細胞が急激に死滅することが分かった。事前に、血栓を作らないようにしておくと、コンカナバリンAを投与しても炎症を起こすたんぱく質が普通に作られるにもかかわらず、肝炎には成らなかった。このことから、ある種の劇症肝炎に対しては、血栓を作らないような治療が有効かもしれない。
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Int J Mol Sci
巻: 5 ページ: 7711-7730
10.3390/ijms15057711
Hepatology
巻: 57 ページ: 362-372
http://www.hyo-med.ac.jp/research_facilities/output/gyoseki/20131002.html