研究課題
挑戦的萌芽研究
慢性関節リウマチ(RA)の新しい治療薬としてのリポソーム化ラクトフェリン(L-LF)の有効性を明らかにすることを目的とし、以下の結果を得た。1.RA発症モデルマウスで観察される関節の破壊は、L-LFを前投与した群で有意に減少した。2.LFはTNF-aによってヒト滑膜細胞とマクロファージに誘導される炎症性サイトカインの発現をNFκB ならびにMAP kinase経路の抑制を介して抑制した。3.L-LFの経口投与によって、Tregが増加しTh17か減少するとともに、血清中のIL-17が減少することが明らかとなった。以上の結果から、L-LFは関節リウマチの新しい治療薬となる可能性が示された。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (8件) (うち招待講演 2件)
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