研究課題
18-20歳を対象として全唾液を用いてメタボローム解析し、頭痛の初期における代謝産物を同定した。まず第1段階として年齢の影響を排除できるよう若年層(18-21歳)の唾液で頭痛の有無を見分けることができるマーカーを探索した。ここでは合計約200症例以上の唾液採取を実施する。これらの唾液のメタボローム解析を実施し、頭痛マーカーの探索を行った。その結果、25種類のマーカータンパク質の候補を得ることができた。第2段階として、初期段階と進行期の違い、年齢層を広げた症例での評価試験を行った。第1段階で見つけたマーカーが、初期段階と進行段階の間で、共通点や違いがあるかを評価を行い、例えば進行度に合わせて濃度の増加が見られれば、単にスクリーニングだけでなく、頭痛の進行度を客観的に評価するマーカーとなる。同時に加齢による濃度増加なども確認して、このマーカーの診断能力(感度・特異度)を評価した。その結果、13種類の頭痛マーカーの候補を得ることができた。第3段階として、汎用性の試験、早期診断以外の用途への応用の可能性を探索を行った。汎用性の試験と、治療効果の評価や予測の応用の可能性を検討を行った。第2段階までの症例とは全く別の症例(歯周病・口腔癌等を含む)を解析した。また、同一人物から治療前後の唾液を比較し、治療効果の改善を客観的に評価するサロゲートマーカーとしての利用が可能かどうかの試験を行った。さらに、治療前後の唾液の比較から、投与する薬剤や治療の予測可能なマーカーがないかを解析した結果、8種類のマーカー候補を得ることができた。また、従来の片頭痛の臨床的な分類以外のサブタイプがないかをクラスタリング解析などを用いて調べ、治療効果等との相関関係を調べたところ頭痛マーカーを使用した結果有意な正の相関を得ることができた。これらのマーカータンパク質を用いて、臨床応用可能なキット開発などに進めていく予定である。
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