研究課題
(1)前年度に選出したDNAオリガミ体を市販の23価肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)と混合した.各種の混合比で調整した「ワクチン=DNAオリガミ液」を準備し,マウス皮下に接種した.隔週ごとに採血を行い,肺炎球菌に対する抗体価の上昇をELISA法で測定した【寺尾・中田】.(2)抗体価の上昇を確認した後,マウスから脾臓細胞を摘出し,標的細胞株p815に対する細胞傷害性T細胞活性を測定した【川端・住友】.(3)抗肺炎球菌の抗体価が上昇した血清を肺胞上皮細胞株の培養上清に添加し,肺炎球菌の上皮細胞侵入に対する阻害能を検索した【川端・住友】.また,同抗血清を用いて,23価の肺炎球菌に対する抗体価の上昇パターンをWestern blot法で解析した【寺尾・中田】.(4)免疫増強を確認できるDNAオリガミが決定し,致死量の肺炎球菌をマウスに感染させた.そして,経日的にマウスの生存数を記録し,感染防御効果を算出した.(5)得られた結果は,研究代表者自身が学会および学術誌で専門家を対象に報告した.そして,申請者が作成する研究室のホームページから,リアルタイムで広く国民に発信した(http://web.dent.osaka-u.ac.jp/~mcrbio/)【寺尾】.
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http://www.niigata-univ-mid.net/study/index2.html