研究課題/領域番号 |
24659886
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
高戸 毅 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (90171454)
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研究分担者 |
正宗 賢 東京大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (00280933)
末永 英之 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (10396731)
森 良之 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70251296)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | コンピュータビジョン / 口腔外科学 |
研究概要 |
外科医にとって、術野を素早く的確に認識する上で、視覚はもっとも重要な感覚である。さらに直接見ることのできない部位を直接視覚的に認識し、立体的な位置関係を正確に把握することができれば、手術を行う上で非常に有用である。本研究では、三次元画像マッチング技術(コンピュータとカメラによる画像認識により物体の位置・姿勢の取得を行う)を統合したコンピュータビジョン手術支援システムにより、生体の内部構造を立体映像として実空間に表示する。三次元画像マッチング技術によりマーカーレス方式にて自動でレジストレーション(三次元CT 画像と患者位置の空間的対応関係を求める処理)を行い、直視できない部位の空間的な位置関係を直接視覚的に認識可能とし、ヒトの能力を越えた空間認識能力の実現を目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画調書の内容と進行状況がほぼ同一のため。
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今後の研究の推進方策 |
マーカーレス立体手術ナビゲーションのための拡張現実感とコンピュータビジョンの統合の開発を行なう。標的である対象物を見ながら、リアルタイムにその内部構造を確認し、「今操作している位置が安全な箇所であるかどうか」「シミュレーションの計画通りに手術が進んでいるかどうか」など三次元的な標的位置精度、処理速度を評価し、画像誘導ナビゲーションシステムとしての有用性を検証する。
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次年度の研究費の使用計画 |
マーカーレス立体映像手術ナビゲーションなどの開発に用いる。
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