研究課題/領域番号 |
24659893
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
鎌田 伸之 広島大学, 大学院・医歯薬保健学研究院, 教授 (70242211)
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研究分担者 |
飛梅 圭 広島大学, 大学院・医歯薬保健学研究院, 准教授 (40350037)
水田 邦子 広島大学, 大学院・医歯薬保健学研究院, 助教 (40432679)
藤本 伸一 広島大学, 大学院・医歯薬保健学研究院, 助教 (90600990)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 顎骨骨幹異形成症 / ノックインマウス / TMEM16ファミリー / 筋ジストロフィー |
研究概要 |
本計画ではジーンターゲティング法を用いて顎骨骨幹異形成症罹患者のGDD1/IMEM16E/Anoctamin5遺伝子でみられるアミノ酸変異(C356R)を再現したマウス(顎骨骨幹異形成症モデルマウス)を作製し、顎骨骨幹異形成症の発生機構と変異型IDD1遺伝子産物の生体における機能について詳細な検討を行うことを目的とした。 平成24年度は、データベース上のマウスGDD1遺伝子全領域の塩基配列に基づき356番目のシステインをコードするエクソン周辺のゲノム制限酵素マップを作成し、変異型GDD1ノックインターゲティングベクターを設計したさらに、サザンプロットスクリーニングに用いるプローブ配列が、実際に野生型アリルを明瞭に検出できることを確認した後ターゲティングベクターの構築に成功した。作製したターゲティングベクターをマウスEs細胞に導入した結果ES細胞相同組換え体を得た、これにより、相同組換え体をブラストシストインジェクションすることが可能となりキメラマウスを作製するために25年度予算を前倒しすることを決定した。予算を前倒しすることにより、ES細胞相同組換え体が高度に寄与したキメラマウスを作製することに成功し、年度末にはCreトランスジェニックマウスと交配することによりノックインマウスを得ることが可能となった。(年度をまたぎこの工程を完了し顎骨骨幹異形成症モデルマウスの構築はほぼ完了している。)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
本研究計画では平成24年度-25年度の2年間で顎骨骨幹異型成症モデルマウスの構築を目的とした初年度の達成状況は計画以上の進展を見せ、予定していた研究を滞りなく進めるために予算の前倒し執行をするに至った。
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今後の研究の推進方策 |
平成25度開始と共に顎骨骨幹異型成症モデルマウスの構築が完了することが確定していた。
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次年度の研究費の使用計画 |
25年度一部予算の前倒し執行もって顎骨骨幹異型成症モデルマウスの構築をほぼ完了することが出来た
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