侵襲性歯周炎の原因菌Aggregatibacter actinomycetemcomitans(Aa菌)が産生する外毒素ロイコトキシンをコードする遺伝子lktAの発現をPNA (peptide nucleic acids)を用いたアンチセンス法で抑制できるかを検討した。 膜透過型ペプチドとして(KFF)3-とlktA遺伝子の開始コドンから12塩基目までのアンチセンス配列をもつPNAを作製した。これをAa菌に作用させ、lktA遺伝子のmRNAの発現量を測定しところ、3×10E8 cfuの菌量に対しては20 μMのアンチセンスPNAを反応させた時最もlktA遺伝子の発現を抑制することができた。
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