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2012 年度 実施状況報告書

唾液検査とレセプト電算処理システムに基づく新たな口腔と全身状態の関係解明の試み

研究課題

研究課題/領域番号 24659938
研究種目

挑戦的萌芽研究

研究機関鶴見大学

研究代表者

花田 信弘  鶴見大学, 歯学部, 教授 (70180916)

研究分担者 野村 義明  鶴見大学, 歯学部, 准教授 (90350587)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード唾液検査 / レセプト / 医療費 / 口腔保健
研究概要

初年度(平成24年度)は、愛媛県公立学校共済組合、愛媛県教育委員会、調査対象となる公立学校の選定ならびに事務局の設置を行った。更に、レセプトの電算処理に対応する歯科用コンピュータソフトを開発した。愛媛県教育委員会および対象となる公立学校への訪問日程確認とアポイントを取った(事務局窓口)。協力公立学校に対して担当の教職員に電話で訪問日程・時間の調整。唾液検査に関する歯科医師会会員への研修会を開催した。公立学校共済組合保険証の番号転記と同意書に保険証番号転記箇所について説明した。 愛媛県立高等学校においで教職員の唾液検査を実施した。レセプトの電算処理に対応する歯科用コンピュータソフトを完成させた。公立学校共済組合との打ち合わせを実施した。現在、データを解析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

レセプトの電算処理に対応する歯科用コンピュータソフトを開発し、口腔保健と医療費の関係を分析する準備が整った。これは、平成24年度のレセプトの電子化に伴う研究計画であり、これまで企画できなかった我が国初の研究計画である。残念ながら医科とは異なり歯科のレセプトの電子化は遅れており、医科のレセプトと歯科のレセプトの関係を解析する事は困難である。しかし、本研究のように唾液検査値と医科のレセプトの関係をコンピュータで実施する事は可能である。今後は同様の研究が進展すると思われるが、パイロットスタディーに相当する本研究では、公立学校共済組合に対する説明など、困難を伴う社会的な理解が必要であった。しかし、丁寧に研究趣旨を説明する事により、関係各位の協力を得ることができたので、実際に研究計画通りに唾液検査を実施することになった。また、レセプトの電算処理に対応する歯科用コンピュータソフトは今日まで存在しなかったが、本研究により独自の解析ソフトを開発できた。そこで、おおむね順調に進展していると判断できる。

今後の研究の推進方策

平成24年度は研究実施計画通りに実施し、想定通りのデータを得る事がことができた。平成25年度は医療費データの月別データを入手し、本研究でレセプト分析対象となる生活習慣病について、唾液検査の結果との関連を解析する。
データは平成24年度の唾液検査の結果を用い、医療費の経年的変化をレセプト電算処理システムを用いて解析していく。解析にあたっては、自己記入式問診票を併用する。解析は鶴見大学で解析チームを組織して行う。
研究成果は適宜学会にて発表し、海外英文論文に投稿する。

次年度の研究費の使用計画

平成25年度は直接経費として物品費、旅費等を使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Relationship between medical expenses and salivary biomarkers2012

    • 著者名/発表者名
      Kakuta E, Takahashi N, Utsunomiya H, Hino H, Naono Y, Koresawa K, Ide M, Shimizu K, Nomura Y and Hanada N
    • 学会等名
      100th FDI anual world congress
    • 発表場所
      Hong Kong
    • 年月日
      20120829-20120901

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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