• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実績報告書

臨床看護ケアの質向上をめざし臨床と大学が協働する看護研究支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24659959
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

内布 敦子  兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (20232861)

研究分担者 坂下 玲子  兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (40221999)
キーワード看護研究 / 臨床看護師 / 研究支援 / 研究シーズ / 支援システム
研究概要

平成25年度は、平成24年度の研究結果をふまえ、臨床看護研究支援のためのセミナーを企画し、実施および評価を行うことで、臨床看護支援システムの精錬、支援センターの運用に向ける土台作りをおこなった。
本年度4回の研究支援セミナーを開催し、公募によって臨床看護師21名の受講生がセミナーに参加した。各セミナーは看護研究を行う上で基本的なテーマとし、毎回講義の後、各研究班に別れて担当教員の個別支援を受ける形式を取った。テーマ別に7つの班を構成し、班毎にResearch Questionの精錬、文献検討、研究方法の選択、研究計画書の作成、倫理委員会申請書類の作成、分析支援、研究結果のまとめ支援、研究結果の記述、抄録の作成、プレゼンテーションサポートを行った。定例のセミナー以外に数回のセッションおよびメールでの支援を各班が適宜提供した。セミナー最終日には、研究支援を受けたそれぞれの成果を発表することができた。
セミナーの受講と継続的な支援によって、7つの研究班が事件や調査を実施し、プレゼンテーションまでこぎつけることができた。また参加者へのアンケートによると、全員が今後の研究活動に役に立つと回答しているものの、分析や報告書の作成の段階になると理解や実施が難しいと感じていることが分かった。セミナーの内容は全員が希望に合っていたと回答しており、48%のものは「とても希望に合っていた」と回答した。研究指導が具体的になると、参加者は達成することの困難感を感じはじめ、自身の研究能力に疑問を感じていることがインタビュー調査によって明らかになり、文献検討以下すべてのプロセスにおいて、大学等の研究者が研究推進を具体的にサポートすることなしには一定レベルでの学会発表は困難であることが推測された。

研究成果

(5件)

すべて 2014 2013 その他

すべて 雑誌論文 学会発表 備考

  • [雑誌論文] 臨床現場における看護研究の実施に伴う看護師の体験2014

    • 著者名/発表者名
      中野宏恵、内布敦子、坂下玲子、森本美智子、岡田彩子、川崎優子、谷田恵子、東知宏、池原弘展、井上知美、森舞子、山村文子、太尾元美
    • 雑誌名

      兵庫県立大学看護学部・地域ケア開発研究所紀要

      巻: 21巻 ページ: 11-21

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 看護研究における臨床看護師が抱える困難2014

    • 著者名/発表者名
      井上知美、中野宏恵、内布敦子、坂下玲子、森本美智子、岡田彩子、川崎優子、谷田恵子、東知宏、池原弘展、森舞子、山村文子、太尾元美
    • 雑誌名

      兵庫県立大学看護学部・地域ケア開発研究所紀要

      巻: 21巻 ページ: 23-35

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 臨床看護師による学会発表演題名の傾向分析―テキストマイニングの手法を用いて2014

    • 著者名/発表者名
      山村文子、森舞子、太尾元美、新居学、井上知美、内布敦子、坂下玲子
    • 雑誌名

      兵庫県立大学看護学部・地域ケア開発研究所紀要

      巻: 21 ページ: 75-86

    • 査読あり
  • [学会発表] 臨床看護師による学会発表演題名の傾向分析―テキストマイニングの手法を用いて2013

    • 著者名/発表者名
      山村文子、森舞子、太尾元美
    • 学会等名
      第33回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      大阪国際会議場(大阪府大阪市)
    • 年月日
      20131206-20131207
  • [備考] 兵庫県立大学臨床看護研究支援センター

    • URL

      http://kango-kenkyu.org/

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi