研究課題/領域番号 |
24659974
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
平山 惠美子 金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (00389983)
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研究分担者 |
金谷 光子 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (80300135)
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キーワード | 看護倫理学 / 在宅看護 / 終末期ケア / 訪問看護師 / 看護教育 |
研究概要 |
研究代表者らは平成21年度~22年度に在宅終末期ケアに携わる訪問看護師の倫理観の実態把握や訪問看護師の看護倫理の室の向上を図る教育プログラムのパイロット版を開発し、その研究から、3つの課題が派生したため、本研究においてこれらの課題に取り組み、教育プログラムの完成・展開と組織化を図ることを目的としている。本年度は前年度に完成した教育プログラムを基に研究協力者の選定及び内容について、研究協力施設と調整を行い、実施を始めた。 本研究への協力参加の意向を示されていた5施設中2施設(8名)より、教育プログラムの期間が長いため参加困難であるとの返答を受け、2回目の本研究プログラムの修正を行った。特に本研究プログラムの第一段階である教育プログラムは、看護倫理研修への門戸を広げる意味を含んでいるため、期間を短縮するだけでなく参加しやすい内容であるかということも含めて見直しを図った。ただし、本研究パイロット版の成果より、プログラムにおける集合教育と個人ワークの位置づけ、展開の順序などは変更しない方針とした。また、教育プログラムの見直しにおいては、2段階目に位置づけしている人材養成プログラムを含めた研究の全体的な修正も行った。様々な形態で勤務している訪問看護師が参加しやすい教育プログラムを目指し修正したプログラム(内容をよりわかりやすく、期間を2か月から1ヶ月に短縮)は、プレテストを終えている。研究協力施設および対象者に新たに説明を行い、現在、4協力施設に対して教育プログラムを推し進めている段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の計画では本年度は教育プログラムの評価を基にファシリテーターに必要なカリキュラムを考案し人材養成プログラムを開発するが、研究協力施設の都合等により平成24年度の教育プログラムの実施開始が遅れ、再度研究協力者の開拓を行うこととになった。本年度はその教育プログラムの実施よりおこなったために人材養成プログラムの開発はまだ途中の段階である。
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今後の研究の推進方策 |
早急に教育プログラムの実施を行い、人材養成プログラムの開発につなげ、人材養成プログラムの評価計画の緻密化、分析、評価、研究論文作成を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
当初の計画では本年度は教育プログラムの評価を基にファシリテーターに必要なカリキュラムを考案し人材養成プログラムを開発するが、平成24年度の教育プログラムの実施開始が遅れ本年度よりおこなったために人材養成プログラムの開発はまだ途中の段階であり、その調査・打ち合わせ旅費、謝金を使用できなかった。 人材養成プログラムの開発を行うための調査・打ち合わせ旅費、及び専門的知識の提供としての謝金に使用する。
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