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2012 年度 実施状況報告書

看護学生の視聴覚情報への反応分析による看護実践能力の数量化と教育用ツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24659979
研究種目

挑戦的萌芽研究

研究機関島根県立大学

研究代表者

岡安 誠子  島根県立大学, 看護学部, 講師 (30346712)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード看護学生 / 看護実践能力 / 視聴覚情報 / テキストデータ分析
研究概要

平成24年度は,コンピューターシステム開発に関する具体的な取り組みとして,(1)看護学生の視覚情報(静止画)による授業前後のアセスメント内容のテキストデータ分析,(2)看護技術に関わる言語データベースの作成,(3)教育用コンピューター・ツールの開発協力先の情報収集などを行った.(1)看護学生の視覚情報(静止画)による授業前後のアセスメント内容をテキストデータとして分析した結果,アセスメントの記述量では授業前後で有意な差が見られ,使用言語の変化などが見られた.その一方で,患者の目標と関連した内容はほとんど見られていない状況があった.このことは,対象学生が看護過程に関わる授業を履修する前であったことから妥当な結果とも言え,学習進度の反映についても予測できることの可能性が示唆された.(2)看護技術に関わる言語データベースの構築を行った.この構築過程において,テキストデータ分析の複雑化が予測された.この結果を受け,当初は独自の教育用コンピューター・ツール開発を考えていたが,テキストデータ分析に関する実績のある開発協力先を得る必要があると判断した.この結果を受け,既存のテキスト解析ソフトなどの機能から,(3)教育用コンピューター・ツールの開発協力先の情報収集などを行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初は独自の教育用コンピューター・ツール開発を考えていたが,テキストデータ分析の複雑化が予測されたことから,実績のある開発協力先を得る必要があると判断するなど,研究の方法について一部変更が生じた影響による.

今後の研究の推進方策

平成25年度は,教育用コンピューター・ツールの具体的な作成に入る予定である.開発協力先との交渉を行い,具体的な開発に関する技術的な可能性について明らかにする.同時に,同一の事例による視覚情報からの看護学教育者による分析内容と看護学生の分析内容とを比較するなど,能力レベルの弁別などについても更に詳細な検討を進める.

次年度の研究費の使用計画

平成24年度の繰り越し分は,平成25年度の予算と併せ,主として教育用コンピューター・ツールの開発に用いる予定である.テキストデータ分析の複雑化が予測されたことから,実績のある開発協力先を得る必要があると判断したため,開発予算の増額を予定している.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 視覚情報の主体的分析による看護学生のアセスメント内容の検討2012

    • 著者名/発表者名
      岡安誠子,吉岡さおり,樫原理恵,西川まり子,片岡万里,林昌子
    • 学会等名
      第32回看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      東京国際フォーラム
    • 年月日
      20121130-20121201

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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