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2013 年度 実施状況報告書

看護学生の視聴覚情報への反応分析による看護実践能力の数量化と教育用ツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24659979
研究機関島根県立大学

研究代表者

岡安 誠子  島根県立大学, 看護学部, 講師 (30346712)

キーワード看護実践能力 / 看護基礎教育 / 視聴覚情報 / 主体的分析 / 数量化 / 教育用ツール
研究概要

本研究の目的は,看護基礎教育において,テキストをデータとした看護実践能力(観察力,推測力等)の数量化を試み,看護実践能力育成のための看護技術教育の補完的なツールを開発することである.平成25年度は,テキスト分析の複雑さから,ツールについてテキスト分析のノウハウをもつ業者との交渉を行ったが,計画時よりも簡略化したプログラムでも予算的に難しい状況があった.そのため,看護実践能力の数量化については,既存のテキスト分析ソフトや簡便なツールを用いることで可能性を探るよう研究方法を修正すこととした.また,看護実践能力の分析枠組みについても更に検討したいと考え,米国のQuality and Safety in Nursingなどの資料収集も行った.これらの検討結果については,今年度,学会,学術誌等で公表していく予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

昨年度,テキスト分析の複雑さから,ツールについてテキスト分析のノウハウをもつ業者との交渉を行ったが,計画時よりも簡略化したプログラムでも予算的に難しい状況があった.現状としては,これらの交渉の難航が全体的な計画遂行の遅れにつながっている.また,看護基礎教育の現場でシミュレーション教育が普及する中,本ツールの位置づけについても再検討が必要になってきている状況もあり,本研究課題の意義について繰り返し確認しつつ作業を行っている状況もある.

今後の研究の推進方策

今年度は,最終的な分析枠組みについて再度検討した後,先ずは既存のテキストデータを再分析することで数量化の方策を探る.並行して,新たな課題提示用の動画を作成し,予備的調査を実施する.そのデータを基に分析枠組みおよび数量化ツールの課題について検討する予定である.

次年度の研究費の使用計画

希望しているツールの開発には資金的に不足するところがあり,教育ツールの開発費用が持ち越されている.また,平成25年度に参加を予定していたシミュレーション教育の国際学会に,スケジュールの都合でできなかった関係で次年度の使用額が生じている.
教育ツールに用いる数量化の方法については,資金的に導入可能なテキスト分析ソフトや簡便なツールを用いることで可能性を探ることとしている.次年度使用額は,数量化の検討に必要となる専門的な助言を受けるための経費として使用する予定である.

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公開日: 2015-05-28  

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