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2015 年度 実績報告書

看護学生の視聴覚情報への反応分析による看護実践能力の数量化と教育用ツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24659979
研究機関島根県立大学

研究代表者

岡安 誠子  島根県立大学, 看護学部, 講師 (30346712)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード看護学生 / 視覚情報 / 主体的分析 / 看護実践能力
研究実績の概要

1年間の研究期間延長を申請し,主として前年に作成し臨床看護場面の動画課題を用いた調査を看護学生1年~4年次生に実施した.対象者の募集では静止画(写真)の調査以上に任意性を尊重した方法であったことから,対象者数の減少やばらつきが生じた状況がみられた.データのばらつきを考慮しつつ分析を行った結果では,静止画による調査と同様に一部の学年間でカリキュラム構成に即した差異を確認することができた.この結果については,今年度の日本看護学教育学会で報告を予定している.また,より詳細な分析を目的に今後はデータの質的分析も予定している.今年2~3月には,同対象者に対する再調査を実施した.この縦断調査の結果については,現在,分析を行っている.結果の概要は報告書で提示し,年度内の学会発表を目指したいと考える.更に,作成した動画を活用し更にデータの質を高めるための策を講じた検証を研究期間終了後も継続したい.また,本研究を進める中で,状況の中にある看護を捉えるトレーニングとして,視覚情報を学生が主体的な視座から分析することは意義があり,その記述(テキスト)分析結果は教育上も学生の理解状況などを知り得る貴重な情報と考えられた.しかし,動画など情報量が増えるほど学生の記述には表現としてのゆらぎが生じる実情があり,本研究最大の課題となった.能力の数量化に向けてた妥当性のある評価のためには,更なる研究が必要である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] A study of educational evaluation method for nursing competency.2016

    • 著者名/発表者名
      Masako Okayasu-Kimura, Yuka Hirai, Yoshiko Kawase
    • 学会等名
      Sixth Pan-Pacific Nursing Conference
    • 発表場所
      Hong Kong
    • 年月日
      2016-03-02 – 2016-03-04
    • 国際学会

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公開日: 2017-01-06  

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