研究分担者 |
石井 範子 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10222944)
平井 和恵 東京医科大学, 医学部, 教授 (10290058)
武居 明美 群馬大学, 保健学研究科, 助教 (70431715) [辞退]
高階 淳子 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70436187)
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研究実績の概要 |
本研究の目的は, 抗がん剤曝露対策の推進を促すアプローチの要素を活用し, 病院組織全体としての曝露対策における指針作成と定着に向けた6段階の段階別支援介入モデルを作成し,ステトラ・モデルによる介入の有効性を検証することである. 今年度は病床規模,地域の違いを認める秋田県と鹿児島県において介入を行うことであった. 第1段階 指針作成への動機づけの強化と曝露対策推進への意見一致 第2段階 組織診断と土台づくり 第3段階 組織の立ち上げ,第4段階 指針原案作成と指針の承認 第5段階 指針完成 第6段階 指針に基づく曝露対策の浸透 第7段階 評価である. がん化学療法看護認定看護師を推進者として,組織的な曝露対策の導入と定着までの支援を行った.いずれの施設においても第4段階 指針原案作成と指針の承認の段階で停滞し,活動のもとになる指針(国家・学会レベルの曝露対策ガイドライン)がないことが推進の障壁になっていることが示唆された.そのため研究者が核となりガイドラインを作成した.
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