本研究では,小児医療現場で使用されているオノマトペの実態を明らかにし,医療処置に応じた説明モデルを作成し,その有効性を検討した。 面接調査および全国調査の結果,医療従事者は幼児にオノマトペを用いて説明していることが多いということが明らかになった。本結果を受けて,オノマトペの説明モデルを作成し,採血を受ける幼児を対象に介入研究を実施した。結果,オノマトペで説明を受けた方が説明を受けなかった子どもより不安や恐れが低い傾向がみられた。今後,小児医療現場でのプレパレーションに有効活用できる可能性が示唆された。
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