研究目的は、訪問看護サービスの提供体制・提供実績等を正確に蓄積するITを活用したシステム(システム)を開発し、蓄積したデータによる新たな質評価指標を開発することである。全国の都道府県訪問看護ステーション連絡協議会(協議会)全46か所に対し郵送調査を行ったところ、ITを活用して会員サービスを提供し、データ蓄積や質評価指標等に関心のある協議会が2か所あった。このうち、協議会Aの協力を得てシステムを開発した。システムは、Donabedianの示した「構造」「過程」「結果」の側面からの質評価指標を算出できる項目を含み、事業所間での質評価指標による相対評価が可能となった。今後の活用が期待される。
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