研究課題/領域番号 |
24660036
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
伊藤 尚子 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80456681)
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キーワード | 在日コリアン高齢者 / 抑うつ |
研究概要 |
本研究の目的は、地域在住高齢者の中でも識字などに問題があり、社会問題にもなってきている在日コリアン高齢者に焦点を当て、在日コリアン高齢者の抑うつとソーシャルネットワークとの関係を調査し、日本人高齢者および、韓国人高齢者との比較検討から在日コリアン高齢者に対する地域ケア・地域看護モデルの構築を目的としている。平成25年度は、平成24年度行った先行研究の検討及び作成したインタビューガイドを用い、面接調査を行う予定であった。調査対象者の選定を行なうため、質的研究の理論的サンプリングの考え方にのっとって有意標本の抽出を実施したが、面接調査を行うタイミングで、調査補助の依頼を予定していたエスニックグループの協力が朝鮮半島情勢の影響によって、円滑に得られなくなるという不測の事態が生じたため、調査方法の再検討・変更を行った。在日コリアン高齢者、韓国人高齢者は対象者の年齢、出身地の特徴、言語の制限があり、単独での調査研究の継続が困難であった。現在も高齢者支援を行っている関係機関とのラポールの形成につとめ、訪問などを重ねているところである。その結果、徐々に関係を作ることに成功しているが、平成25年度は、本調査の実施が難しい状態であったため、平成25年度に引き続き、平成26年度も継続した参与観察を行いながら、前年度作成したインタビューガイドを再検討し本調査を行う予定をしている。そのため研究費は次年度に繰り越し調査実施時に使用する予定をしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
関係機関との調整がスムーズに行われていること、継続的な参与観察が行われているため。
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今後の研究の推進方策 |
本調査を実施し対象者の特徴を把握、検討をしていく。
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次年度の研究費の使用計画 |
面接調査を行うタイミングで、調査補助の依頼を予定していたエスニックグループの協力が朝鮮半島情勢の影響によって、円滑に得られなくなるという不測の事態が生じたため、調査方法の再検討・変更を行った。在日コリアン高齢者、韓国人高齢者は対象者の年齢、出身地の特徴、言語の制限があり、単独での調査研究の継続が困難であった。現在も高齢者支援を行っている関係機関とのラポールの形成につとめ、訪問などを重ねているところである。その結果、徐々に関係を作ることに成功しているが、平成25年度は、本調査の実施が難しい状態であったため、平成25年度に引き続き、平成26年度も継続した参与観察を行いながら、前年度作成したインタビューガイドを再検討し本調査を行う予定をしている。そのため研究費は次年度に繰り越し調査の実施時に使用する予定をしている。 在日コリアン高齢者、韓国人高齢者は対象者の年齢、出身地の特徴、言語の制限があり、単独での調査研究の継続が困難である。そのため、エスニックグループなど関係機関への謝礼及び調査対象者、調査者への通訳、収集したデータの翻訳などに使用する予定である。
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