研究課題/領域番号 |
24660043
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
稲毛 映子 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (00315673)
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キーワード | 公衆衛生看護 / 看護技術 / 保健師 / 母子保健 / 訪問指導 |
研究概要 |
平成25年度は、前年実施できなかった質問紙調査を実施した。福島県内の保健所および保健センターの統括保健師(およびそれに準ずる保健師)とコンタクトをとり、質問紙調査および次ステップの訪問調査等の説明および協力依頼を行った。質問紙調査については、10~12月にかけ送付し、平成26年3月現在、251件の回答を得た(回収率40.0%)。現在、データ集計・分析を進めている。 また、質問紙調査と同時に、昨年より参与している管内市町村新任期保健師現任教育体制整備事業を通して情報収集を行った。具体的には、新任期保健師には業務上の悩み、先輩保健師の指導状況等の情報収集を行い、整備事業の検討会メンバー(経験10年以上)には、新任期保健師の指導上の悩み等について聞き取った。 質問紙調査で把握した研究参加意向を示した対象者に対し、電話にて参加意向の確認を再度行っているところである。今後、保健師の所属する保健センターに出向き口頭および文書で説明を行い、説明に十分納得した上で、承諾書に署名してもらう予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
質問紙調査の実施が遅れたこともあり、平成25年度は、訪問指導の同行調査および面接調査を実施する予定であったが、現在、研究参加意向を示した対象者との調整の段階で、まだ訪問指導の同行調査の実施にいたっておらず、調査計画が当初よりもやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度は、平成25年度に実施できなかった訪問指導の同行調査を平成26年度部分とあわせて実施していく。また、平成26年度も引き続き現任教育体制整備事業に参与し、新任期保健師の現状把握に努めていくとともに、平成26年度に予定していたグループインタビュー(新人保健師の乳児訪問指導に必要な技術項目の絞込み等)を行っていく。 なお、所属機関の変更に伴い、連携協力者に新所属機関の研究者を追加していく。
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次年度の研究費の使用計画 |
当初計画が遅れ、当初予定していた訪問指導の同行調査等の旅費および設備備品費の支出がなかったため、次年度使用額が生じた。 当初計画で平成25年度に支出予定の設備備品費(分析ソフト;200千円)は平成26年度に使用する。残額について、所属機関の変更に伴い、調査旅費に関して支出増額が見込まれるため、残りの繰り越した研究費は、訪問指導の同行調査の旅費に当てる。このほか、インタビューのテープ起こし・分析等の人件費、および通信費・会議費等は当初予定通りに使用する予定である。
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