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2014 年度 実績報告書

同居近親者死別による独居高齢者の生活と健康の変化

研究課題

研究課題/領域番号 24660057
研究機関順天堂大学

研究代表者

美ノ谷 新子  順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (20299986)

研究分担者 米澤 純子  国立保健医療科学院, 生涯健康研究部, 研究員 (50289972)
小川 典子  順天堂大学, 保健看護学部, 准教授 (30621726)
横島 啓子  順天堂大学, 保健看護学部, 准教授 (50369469)
福嶋 龍子  純真学園大学, 保健医療学部, 教授 (00299984)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード死別後独居高齢者 / 生活 / 健康
研究実績の概要

研究目的:同居近親者死別による独居高齢者の生活と健康状態の変化を知り、喪失による独居高齢者のダメージを軽減する方策を見出すことである。
調査対象:同居近親者の死別(事故や自殺を除く)により独居となった65歳以上で者で、重度の認知や意識障害のない者とする。
調査期間:平成25年9月~平成27年6月
調査方法:一次調査において本研究に協力を表明した寺院で調査該当者が発生した場合、適切な時期に該当者へ調査の目的や方法の説明書とともに調査用紙、調査承諾書、切手を貼った返信封筒の一式を寺院を通じて配布した。調査該当者からの調査承諾書の返信により、本人の連絡先、連絡方法、調査希望日時を把握して調査対象者とした。死別6ヶ月後および死別1年後に面接し、調査票を受理しインタビュー調査を行った。
調査内容:厚労省の「障害老人の日常生活自立度判定基準」で日常生活自立度を判定し、本橋らの開発した簡易生活リズム質問票、およびSF-8(SF-36短縮版)を用いた。また、健康や生活についての近況を面接調査した。
調査結果:死別6ヶ月後調査の結果は以下のとおりである。調査対象者24名は、男性10名、女性14名で平均年齢は76.8歳であった。日常生活自立度は23名がランクJで、1名がランクAであった。簡易生活リズム質問票による5つの要因別得点の総得点の中央値と範囲(最小値~最大値)は25(17~32)で、社会的同調得点は5(3~8)、身体的同調得点は4(2~8)、睡眠の質に関する同調得点は5(1~7)、光照射・生活満足に関する同調得点は6(3~8)、ウルトラディアンリズム同調得点は5(2~7)であった。SF-8スコアリング結果は、70~79歳の日本国民標準値と比較して全ての項目で対象者が高値であった。一方、死別1年後調査およびインタビュー調査は、平成27年4月現在も続行中であり、研究全体の分析にはさらに時間を要する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 近親者を亡くし独居となった高齢者調査への挑戦2015

    • 著者名/発表者名
      美ノ谷新子
    • 雑誌名

      地域ケアリング

      巻: 17 ページ: 54-56

    • オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 同居近親者死別による独居高齢者の生活と健康2015

    • 著者名/発表者名
      美ノ谷新子
    • 学会等名
      日本地域看護学会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜会議センター
    • 年月日
      2015-08-01 – 2015-08-02

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公開日: 2016-06-01  

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