メニーコアプロセッサ向けにソフトウェアからプロセッサ内部構成を最適化する手法の研究を行った。キャッシュ制御への適用では、キャッシュラインの置換制御をソフトウェアから制御する手法を開発した。キャッシュ置換の際のデータ挿入位置をページの粒度でハードウェアに通知し、ハードウェアがそれに基づいて制御を行う手法を用いることで、約11%程度の性能向上効果があることがわかった。 また、ソフトウェアからハードウェア構成を最適化する本研究の発展形として、OpenCLプログラミングによるFPGAアクセラレーションでのコード最適化の研究も行い、コード変化によりいくつかの場合で高速化が可能であることを示した。
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