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2012 年度 実績報告書

修飾・編集RNAの構造予測手法の研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 24680031
研究種目

若手研究(A)

研究機関東京大学

研究代表者

浜田 道昭  東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 特任准教授 (00596538)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードRNA / 2次構造予測 / 修飾塩基 / 機械学習
研究概要

平成24年度の主な成果は以下である。
1.SHAPE法やPARS法などの、実験情報を考慮した、新しいRNA2次構造予測アルゴリズムの提案を行った。本技術は、実験情報と組み合わせて、2次構造を精度よく同定するための基盤技術である。この技術を用いて、今後は、修飾塩基を含むRNA配列の2次構造を同定することを計画している。ここで、同定された2次構造は、次に述べる、RNAの2次構造モデルの学習データとして利用することが可能である。
2.半教師有学習を用いた、RNAの2次構造予測のためのアルゴリズムを考案し、実装した。この手法を用いることにより、2次構造が既知のRNA配列データと同時に、2次構造が未知のデータを用いて、効果的に2次構造の確率モデルを学習することが可能となる。これは、教師データが極めて少ない、修飾塩基を含むRNAの2次構造を予測する手法の基盤となる技術であると考えている。
3.もう一つの技術基盤である、MDを用いたエネルギーパラメタの決定に関しては、現在、研究を進めているところである。H25年度中には、まとまった成果として発表可能であると考えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

修飾塩基を含むRNAの2次構造予測手法開発のための基盤技術である、「半教師有学習を用いた2次構造予測手法の開発」および「実験情報を組み合わせた2次構造予測手法の開発」に成功したため。

今後の研究の推進方策

MDによるエネルギーパラメタの決定に関しては、産総研CBRCの亀田博士と密接に連携を取りながら行う計である。

次年度の研究費の使用計画

基金分の残額に関しては、学生のアルバイト等に対する謝金として使用する計画である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] CentroidAlign-Web: a fast and accurate multiple aligner for long non-coding RNAs2013

    • 著者名/発表者名
      Haruka Yonemoto, Kiyoshi Asai, Michiaki Hamada
    • 雑誌名

      Int. J. Mol. Sci.

      巻: 14 ページ: 6144-6156

    • DOI

      10.3390/ijms14036144

    • 査読あり
  • [雑誌論文] PBSIM: PacBio reads simulator--toward accurate genome assembly2013

    • 著者名/発表者名
      Yukiteru Ono, Kiyoshi Asai, Michiaki Hamada
    • 雑誌名

      Bioinformatics

      巻: 29 ページ: 119-121

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Direct updating of an RNA base-pairing probability matrix with marginal probability constraints2012

    • 著者名/発表者名
      Michiaki Hamada
    • 雑誌名

      Journal of Computational Biology

      巻: 19 ページ: 1265-1276

    • 査読あり
  • [学会発表] Direct updating of an RNA base-pairing probability matrix with marginal Probability constraints2012

    • 著者名/発表者名
      Michiaki Hamada
    • 学会等名
      BIW02012
    • 発表場所
      産総研臨海副都心センター(東京都)
    • 年月日
      2012-11-01

URL: 

公開日: 2014-07-16  

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