研究課題
若手研究(A)
本研究では、細胞外環境が細胞機能に与える影響を定量評価するための新しい実験系の構築を目指した。まず種々の機能性材料(ハイドロゲル、脂質膜など)を駆使し、硬さや接着分子密度などが制御可能な細胞外環境モデル基板を構築した。そのモデル基板上でおこる様々な細胞応答(接着力、細胞膜形状など)を、独自の光技術により定量計測できることを示した。さらに、この新しい実験系を駆使することで、組織形成やがんの転移を誘導する細胞-外部環境間の力学的相互作用について定量的知見を得ることに成功した。
生物物理化学