研究課題
H27年度までに、当初予定に掲げていた、硝酸-硫酸-炭素同位体システマティクスに基づく脱窒メカニズムの解明法の確立はほぼ完了している状況にあった。具体的には、微生物培養実験、野外調査研究、総合統合について、それぞれ国際雑誌論文掲載に12編、国内雑誌論文掲載に6編、国内雑誌総説掲載に3編、書籍に3編掲載し、当初目標を大きく超える内容で研究のまとめに入っていた。しかしながら、H27年度11月に雇用していたポスドク研究員が11月に退職したため、分析機器の維持やメンテナンスに関わる作業が頓挫していた。加えて、沖縄本島南部地域の研究成果がまだ受理されていなかったため、その進展を目指していた。このような現状を打開するために、H28年度に一部基金分を繰り越しし、上記問題の進展を図ってきた。その結果、新規補助員を雇用することでH28年度中には分析機器の維持やメンテナンスを完了させ、未受理だった投稿論文についてもほぼ完成する段階にまで至っている。これらのことから、H28年度の活動は当初予定していた目標を十分クリアできたと判断される。研究期間を通して計画当初目標としていた諸課題について、それぞれの研究成果を国際雑誌論文掲載12編、国内雑誌論文掲載6編、国内雑誌総説掲載3編、書籍掲載3編にて発表したことに加え国内外での学会や公開シンポジウムでも講演を多数行い、個々の研究成果をレベルの高い国際雑誌に掲載するという視点から全体の総括ならびに一般に研究成果を公表するという観点にわたるまでを達成することができ、したがって十分にクリアできていると考える。また、繰り越しによって昨年度問題となっていた分析機器の維持やメンテナンスを完了させ、未受理だった投稿論文についてもほぼ完成する段階にまで至っている。これらのことから、H28年度の活動は当初予定していた目標を十分クリアできたと判断される。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2016 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 4件) 備考 (1件)
International Biodeterioration & Biodegradation
巻: 114 ページ: 104, 109
http://dx.doi.org/10.1016/j.ibiod.2016.05.019
Water, Air and Soil Pollution
巻: 227 ページ: -
DOI 10.1007/s11270-016-3089-3
http://accafe.jp/hosono/index.php?FrontPage